ESTAの更新・再申請の方法と必要なケース
ESTAには延長や更新の手続きがなく、必要になったときに新しい申請を出すだけです。このページでは、再申請が必要なケースと不要なケース、期限切れ前に申請し直すときの画面、パスポート更新や改姓・二重国籍の扱いを整理します。

このページの内容
KEY POINTSこの記事の要点
- 期限内でパスポートも氏名も同じなら、2回目以降の渡航で手続きは不要
- 期限切れ・パスポート更新・改姓・国籍変更は新しい申請($40.62)
- 期限切れ前でも再申請できる。古い承認は取り消され、新しい申請に置き換わる
- $40.62再申請1件の申請料処理手数料 $10.62 + 承認手数料 $30.00。初回と同じ
- 2年新しい承認の有効期間新しい承認日から2年間、またはパスポートの有効期限まで
- 30日既存承認の警告が出る残り期間30日以上残っていると「既存の申請はキャンセルされる」旨の確認が出る
01ESTAに「更新」はなく、新しい申請を出す
ESTAの有効期間は承認日から2年間、またはパスポートの有効期限までの早いほうです。この期間を延ばす手続きはありません。CBPは「現存する認証を延長することはできません」と明記し、失効した場合は公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)から新しい申請を送信して再申請するよう案内しています。
したがって「ESTAの更新」とは、実際には初回と同じ新規申請のことです。CBPは、新しい申請を送信するたびに$40.62の手数料が課金されるとしており、料金も結果の確認方法も初回と変わりません。
CBPの期限切れ通知にも「現行のESTAを延長したり更新することはできません」と書かれています。CBPには「更新料」や「延長手続き」という手続きが存在しないことを押さえておきましょう。
02ESTAの再申請が必要なケース・不要なケース
CBPは、新しい渡航認証が必要になる場合を次のように示しています。有効期限が残っていても、これらに当てはまれば前回の承認は使えません。
新しい申請が必要(CBPの案内)
- ESTAの有効期限が切れた、またはパスポートの有効期限が来た
- 新しいパスポートが発行された
- 氏名(姓または名)が変わった
- 国籍(市民権を有する国)が変わった
- 適格性の質問への回答が変わった(有罪判決、感染症への罹患など)
- 支払い後に、パスポート番号・発行国・発行日・有効期限・国籍・生年月日などパスポート情報や経歴情報の入力ミスに気づいた
一方、次のような変化では再申請は不要です。前回の承認と申請番号をそのまま使います。
- 2回目以降の渡航(期限内で、上の変化がない)
- 滞在先の住所やメールアドレスが変わった。承認後でも公式サイトから更新できる(ESTAの住所変更(滞在先・メールアドレス))
- 航空券の便や日程、目的地が変わった。確定した渡航計画は申請に必須ではなく、承認後に更新できる項目は米国内の住所とメールアドレスだけ
- 渡航の回数を重ねた。有効期間中は複数回の入国が認められている
03期限切れ前にESTAを再申請するとき
再申請はいつでもできます。CBPは「再申請のためESTAが失効するまで待つ必要はありません」と明記しています。次の渡航日が有効期限のあとに来るなら、期限を待たず、旅行の計画を立てた時点で新しい申請を出してください。
有効期間が30日以上残っている承認がある状態で新しい申請を進めると、次の趣旨のメッセージが表示されます。
CBPは、このメッセージが出ても「単に新しい申請手続きの開始作業を続けてください。これまでのESTAは取り消され、新たな申請に置き換えられます」と案内しています。つまり、新しい申請を送信した時点で古い承認は失効します。
- 新しい承認の有効期間は、新しい承認日から2年間(またはパスポートの期限まで)数える
- 新しい申請の支払いが完了するまで審査は始まらないため、申請を出す時期は出発に余裕をもって決める
- この確認メッセージが出るのは、30日以上の有効期間が残っている承認がある場合
APPLY ON THE OFFICIAL SITE
米国政府の公式サイトから
ESTAを申請する
ESTAの申請はオンラインで完結します。パスポートと決済手段を用意して、米国政府の公式サイトからお手続きください。
ESTA公式申請サイトへesta.cbp.dhs.gov(米国CBP)
04パスポートを更新した・再発行された
ESTAの承認は、申請に使ったパスポートに対して与えられます。CBPは「渡航者が新旅券を発給された際は、その新旅券を用いてESTAで新たに渡航申請を行なわなければなりません。手数料は新たに申請手続きを行う都度課金されます」と説明しています。再申請が必要なケースとしてCBPが挙げるのは「新しいパスポートが発行された場合」で、有効期限の更新か紛失・盗難による再発行かを区別していません。
古いパスポートで取った承認がまだ1年残っていても、新しいパスポートでは使えません。CBPは「新しいパスポートを取得した場合、あるいはパスポート情報に変更が生じた場合は、新たに渡航認証を申請し、その処理費用を支払わなければいけません」としています。
パスポート情報の入力ミスも再申請
パスポートの更新ではなく、申請時にパスポートの発行日や有効期限を誤って入力した場合も、支払い後であれば修正はできず、新しい渡航認証の再申請が必要です。CBPは「新たに申請を送信する都度、処理費用が請求されます。先の申請は取り消されることになります」としています。支払い前なら発行日や有効期限は更新できるので、送信前の確認画面でよく見直してください。
- 新しいパスポートの番号・発行日・有効期限を、新しいパスポートどおりに入力する
- 身分事項ページのMRZを撮影してアップロードすると、氏名・生年月日・パスポート番号が自動転記され、転記ミスを減らせる
05氏名が変わった(結婚・離婚など)
結婚・離婚などの法的手続きで氏名が変わった場合、CBPは「渡航前にESTAの新規申請を行ってください」としています。氏名の変更は再申請が必要なケースの1つで、新規申請ごとに$40.62の手数料がかかります。
パスポートが旧姓のままの場合
パスポートを同じ名前で持っていて、発行後に名前が変わった場合、CBPは「古いパスポート番号と古い名前を使用して新しい申請を提出できます」としています。新しい申請書にはパスポートに記載されている名前を記入し、「他に名前や通称はありますか?」の質問に新しい名前も入力します。
新しい名前で発行された航空券と、古い名前のパスポートで旅行することは可能ですが、CBPは「新しい名前とパスポートの名前の関連性を示す結婚証明書、離婚証書、またはその他の法的文書のコピーを持参することを強くお勧めします」としています。
- パスポートの氏名を変更済み → 新しいパスポートの情報で新規申請
- パスポートは旧姓のまま → 旧姓で新規申請し、「他に名前や通称はありますか?」に新姓を入力
- 航空券とパスポートの氏名が違う → 氏名のつながりを示す書類(結婚証明書など)を携行
06二重国籍・パスポートが2冊ある
VWPで渡航する人は、米国への渡航に使う予定のパスポートで渡航認証を取っておく必要があります。CBPは、二重国籍でESTAを取得している人は、出国して航空機に搭乗する際と米国到着時にVWPの対象となる同じパスポートを使うよう求めています。
両方の国籍がVWPの対象である場合、CBPは「米国への渡航目的の根拠だと主張したい国籍を選択し、渡航の際は毎回その国の旅券を使用することを強く推奨」しています。2件の異なるESTA認証を持つことは「混乱を引き起こし、渡航を遅延させるだけ」とされています。
申請画面での他国パスポートの入力
別のパスポートを持っている場合は、すでに失効していても、発給日が最新のものの情報を入力します。他国の国籍はあるがそのパスポートを持っていない場合は、ドロップダウンからその国を選び、パスポート番号の欄は空欄のままにします。VWP対象外の国のパスポートで渡航する場合はビザが必要で、ESTAは適用されません。
07ESTA再申請の流れと料金
再申請の手順は初回と同じです。公式サイトで「新規に申請を作成」→「個人申請」を選び、必須項目を入力して、メールアドレスの確認、内容の確認、支払いへ進みます。家族分をまとめる場合はグループ申請も使えます。画面ごとの手順はESTAを自分で申請する全手順で説明しています。
- パスポート(新しいもの)・受信できるメールアドレス・米国内の連絡先・支払い手段を用意する
- 公式サイトで新規申請を作成し、現在の状況を反映した内容で入力する
- 既存の承認があるとメッセージが出るので、内容を確認して続行する
- 送信後7日以内に支払う。支払い情報がすべて入力されるまで申請処理は実行されない
- 結果を確認し、承認画面の申請番号と有効期限を控える
料金
再申請でも料金は初回と同じ$40.62です。内訳は、すべての申請者に請求される処理手数料$10.62と、承認された場合に追加される承認手数料$30.00です。CBPは、新しい申請を送信するたびに手数料が課金されるとしています。詳細はESTA申請料の内訳と支払い方法へ。
申請の時期について、CBPは渡航計画を立てる時点で申請する(DHS の推奨。申請自体は渡航前ならいつでも可)としています。再申請でも結果は承認・保留・拒否の3つのいずれかで、保留になれば結果が出るまで待つことになるため、出発直前に回さないようにしてください。
08ESTAの更新・再申請についてよくある疑問
Q2回目の渡航でESTAは何か手続きが要る?
期限内で、パスポート・氏名・国籍・適格性の質問への回答に変化がなければ、何もしなくて構いません。前回の承認がそのまま使えます。滞在先が変わった場合は、米国内の住所を公式サイトから更新できます。
QESTAの期限が来る前に申請し直してもいい?
できます。CBPは失効を待つ必要はないとしています。30日以上残っている承認があると「既存の申請はキャンセルされます」という確認が出ますが、続行すれば古い承認は取り消され、新しい申請に置き換わります。
Qパスポートを更新した。古いESTAはまだ有効なのに使えない?
使えません。CBPは新しいパスポートが発行された場合は新しいパスポートで新たに申請するよう求めており、古い承認の残り期間は関係ありません。
Q結婚して名字が変わったがパスポートは旧姓のまま。ESTAはどう申請する?
旧姓のパスポートの情報で新しい申請を出し、「他に名前や通称はありますか?」に新しい名前を入力します。航空券が新姓なら、結婚証明書など氏名のつながりを示す書類の携行をCBPは強く勧めています。
Q前回ESTAを拒否された。再申請すれば通る?
状況に変化がなければ、再申請しても拒否されるとCBPは明記しています。虚偽の内容で再申請すると、VWPでの渡航資格を永久に失います。詳しくはESTAが「拒否」と出たときの対処へ。
09まとめ
- 01ESTAには延長・更新の手続きがなく、必要になったら初回と同じ新規申請を出す。料金も同じ$40.62
- 02期限内でパスポート・氏名・国籍・質問への回答に変化がなければ、2回目以降の渡航で手続きは不要
- 03新しいパスポートの発行、氏名・国籍の変更、質問への回答の変化があれば、期限内でも新しい申請が必要
- 04期限切れを待たずに再申請できる。30日以上残っていると確認メッセージが出るが、続行すれば古い承認は新しい申請に置き換わる
- 05パスポートが旧姓のままなら旧姓で申請し、別名に新姓を入力。氏名のつながりを示す書類を携行する
- 06二重国籍の人は渡航に使う1冊のパスポートで承認を取り、毎回同じパスポートを使う。米国籍の人はESTAを申請しない
ESTAの申請は公式サイトで
申請の受付は米国CBPの公式サイトだけが行っています。申請料は$40.62です。当サイトは申請を受け付けていません。

