家族・グループでのESTA申請
ESTAは赤ちゃんを含めて1人1件の申請と承認が必要で、家族だからまとめて1件にすることはできません。このページでは、家族や同行者の分を公式サイトの「グループ申請」で一度に支払う手順と、7日の期限やグループIDの扱いを整理します。

このページの内容
KEY POINTSこの記事の要点
- ESTAは乳児を含めて1人1件。料金も1人分ずつで、家族割引はない
- 公式サイトのグループ申請なら、最大50件を1回の支払いでまとめられる
- 支払いは7日以内。過ぎるとグループと申請にアクセスできなくなる
- 50件1回の支払いの上限グループ申請でまとめられる件数。同行しない人も入れられる
- 7日支払いの期限グループ作成(2件目の送信)から。未払いのままだとアクセスできなくなる
- $40.621人あたりの申請料処理手数料$10.62+承認時$30.00。子どもも同額
01ESTAは家族でも1人1件
ビザ免除プログラム(VWP)で米国へ渡航する人は、年齢に関係なく全員が、出発前に承認されたESTAを持っている必要があります。CBPは「米国の旅行ビザを持たない乳児であっても、航空券の有無にかかわらず同様に承認を受けた渡航認証が必要」と明記しています。
つまり、夫婦と子ども2人の4人家族なら申請は4件、承認も4件です。家族を代表して1件申請すれば済む、という仕組みではありません。料金も1件ごとに$40.62がかかり、人数分の合計になります。料金の内訳と使えるカードはESTA申請料の内訳と支払い方法で説明しています。
ただし、入力そのものは本人でなくても構いません。CBPは、申請書を「旅行者本人ではなく第三者が提出しても問題ない」としています。家族の分を1人が入力し、まとめて支払うための仕組みがグループ申請です。1件ずつの入力手順はESTAを自分で申請する全手順と同じです。
02ESTAのグループ申請とは何か
グループ申請は、公式サイトで複数のESTA申請をひとつの「グループ」に束ね、1回の支払いでまとめて精算する機能です。CBPのFAQでは、同時に申請した2件以上の申請を一括で支払えること、1回の支払いで最大50件まで扱えることが示されています。
グループのメンバーが一緒に旅行する必要はありません。CBPは「グループの人々が一緒に旅行する必要はない」としており、家族旅行だけでなく、別々の日程で渡航する同行者の分も同じグループで支払えます。
一方で、グループ申請にしたからといって、審査や渡航の扱いが変わることはありません。CBPは「ESTAでの渡航の可否は、同行者がどのように申請を提出したかに左右されない」と説明しています。承認はあくまで1人ずつ下り、有効期間(承認から2年またはパスポートの有効期限まで)も1人ずつ決まります。
03グループ申請の手順
流れは、グループの連絡担当者を登録し、1人ずつ申請を作り、全員分がそろったところで支払う、という順番です。CBPが示す入力の推定平均時間は1件あたり23分なので、人数分の時間を見ておくと安心です。
- 「申請する」から「グループでの申請」を選ぶ。公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)のメニューから、個人申請ではなくグループ申請を選びます。
- グループの連絡担当者(Group Contact Person)を登録する。姓・名・生年月日・メールアドレスを入力します。以後の状況確認やグループIDの再取得は、この人の情報で行います。
- 「新規の申請を追加する」で1人ずつ申請を作る。パスポート情報、連絡先、米国内の滞在先、雇用主、適格性の質問などを人数分入力します。すでに作ってある未払いの個人申請は「未払いの申請を追加する」でグループに取り込めます。
- 申請ごとにメールアドレスを確認する。「申請者情報」のページで「次へ」を押すと4桁の確認コードが送られ、入力して確認します。同じアドレスを全員で使えますが、確認は1件ずつ必要です。コードが届かないときの対処はESTAの確認メール・4桁コードが届かないときへ。
- 全員分が完了したら、まとめて支払う。グループ内のすべての申請が完了していないと支払いに進めません。支払い情報がそろうまで、申請は処理に回されません。
- グループIDと連絡担当者の情報を控える。グループの状況確認に必要です。各申請の申請番号は、メールアドレスの確認後にメールで届くので保管します。
APPLY ON THE OFFICIAL SITE
米国政府の公式サイトから
ESTAを申請する
ESTAの申請はオンラインで完結します。パスポートと決済手段を用意して、米国政府の公式サイトからお手続きください。
ESTA公式申請サイトへesta.cbp.dhs.gov(米国CBP)
04グループ申請の支払いと7日の期限
グループ申請の支払いは、申請を作ったその場で行う必要はありません。CBPのFAQは、支払いの期限を「グループを作成してから7日以内」とも、「グループの2件目の申請を送信してから7日以内」とも説明しています。どちらの数え方でも、最初の申請を作ったら1週間以内に支払う、と考えておけば外れません。
7日を過ぎると、その申請とグループIDにアクセスできなくなり、連絡担当者は申請を再送信しなければなりません。グループ内に未完了の申請があると、その申請も7日後に削除されます。「とりあえず作っておいて、あとで払う」場合は、この期限を必ず意識してください。途中で止めた申請の呼び出し方はESTA申請を途中から再開する・申請番号を忘れたときで説明しています。
料金の内訳と使える決済手段
料金は1件につき$40.62で、処理手数料$10.62と、承認された場合に加算される$30.00の2つで構成されます。グループで支払っても1件あたりの金額は変わらず、人数分の合計が請求されます。承認されなかった申請については処理手数料の$10.62だけが請求されます。支払いはクレジットカード/デビットカード(マスターカード、ビザ、アメリカンエキスプレス、ディスカバー(JCB、ダイナースクラブ))またはPayPalで、支払い情報がそろうまで申請の処理は始まりません。
支払いで気をつけること
- グループのすべての申請が完了していないと、支払い画面に進めない
- 期限は7日。CBPは「グループ作成から」「2件目の送信から」の2通りで説明しているので、早いほうを基準にする
- 支払いが済んだグループには、あとから申請を追加できない
05ESTAの結果の確認とグループIDの扱い
支払いが終わると、各申請の審査が始まります。グループの連絡担当者は、公式サイトの「ESTAのステータスを確認」から「グループのステータスを確認」を選び、グループID、連絡担当者の姓・名・生年月日・メールアドレスを入力すると、グループ内のすべての申請状況をまとめて見られます。承認・保留・拒否の見方はESTAの申請状況を確認する方法へ。
1人の結果が「認証保留」になっても、他のメンバーの審査が遅れることはありません。ただし、支払総額が領収画面に表示されるのは、グループ内のすべての申請に「認証を承認」または「渡航未承認」の結果が出たあとです。保留の人がいる間は、総額の表示が控えられます。
グループIDを忘れたとき
「グループのステータスを確認」の画面にある「自分のグループIDを知りません」のリンクから、連絡担当者の姓・名・メールアドレス・生年月日を入力して取得できます。入力した情報が申請時と一致しないと見つからないので、登録したとおりに入力してください。
6回失敗するとロック
- グループの検索を6回試して見つからないと、そのグループはロックされる。ロック解除はCBPの問い合わせフォームから依頼する
- ロックされても、個々の申請には「個人のステータスを確認」から申請番号・パスポート番号・生年月日でアクセスできる
06あとから追加したいとき・個人申請との違い
申請をグループに追加できるのは、そのグループの支払いが済んでいない間だけです。上限は1グループ50件で、支払い後はグループが閉じられ、追加できなくなります。
家族が1人増えた、同行者が後から決まった、という場合は、新しいグループを作るか、個人申請として提出します。CBPは「申請をグループで提出したか個人で提出したかは重要ではない」としており、どちらで出しても渡航の扱いは同じです。
違いは「支払いの単位」と「確認の入口」だけです。グループ申請では人数分を1回で支払い、連絡担当者の情報で全員の状況を一覧できます。個人申請では1件ずつ支払い、1件ずつ確認します。料金(1件$40.62)、審査、承認の有効期間、承認後に変更できる項目はどちらも同じです。
07家族でESTAを申請するときの注意
家族旅行の申請で迷いやすい点を整理します。メールアドレスは家族で同じものを使えますが、申請ごとに4桁コードの確認が必要で、申請番号と結果の通知はすべてそのアドレスに届きます。詳しくは子供・赤ちゃんのESTA申請、ESTAは家族の代わりに入力できる?も参照してください。
子どもの申請
同伴の有無・年齢にかかわらず、子ども本人のESTA承認が必要です。未成年者の分を保護者が入力するときは、「権利の放棄」のセクションで2つ目の選択肢(第三者用)を選び、保護者として質問と宣誓に事実どおり回答します。親のパスポートに併記された子どもは申請資格がなく、子ども自身の有効なパスポートが必要です。
氏名・パスポート情報の入力
氏名・生年月日・パスポート番号は、各自のパスポートに記載されたとおりに入力します。支払い前なら、パスポート番号・発行国・国籍・生年月日を除く項目は修正できますが、この4つを間違えて送信するとその人の分は新しい申請が必要になります。確認画面で本人のパスポートと突き合わせてから支払いに進んでください。
08よくある疑問
Q家族でESTAを申請すると料金は安くなる?
安くなりません。料金は1件につき$40.62で、グループで支払っても人数分の合計です。子どもや乳児も大人と同額です。
Q一緒に旅行しない人も同じグループ申請に入れられる?
入れられます。CBPは「グループの人々が一緒に旅行する必要はない」としています。別の日程で渡航する同行者の分もまとめて支払えます。
Q家族の1人だけESTAが保留になったら、他の人の承認は遅れる?
遅れません。審査は1人ずつ行われ、保留の人がいても他のメンバーの処理は遅れないとCBPは説明しています。ただし、グループ全体の支払総額の表示は、全員の結果が出るまで控えられます。
Qグループ申請の支払いはいつまでにすればいい?
7日以内です。CBPは「グループ作成から」とも「2件目の申請の送信から」とも説明しているので、最初の申請を作ったら1週間以内に支払ってください。過ぎると申請とグループIDにアクセスできなくなります。
Q支払い後にグループへ家族を追加できる?
できません。支払いが済んだグループには追加できないので、新しいグループを作るか、個人申請として提出してください。どちらで出しても渡航の扱いは同じです。
09まとめ
- 01ESTAは乳児を含めて1人1件。家族でも人数分の申請と承認、人数分の料金(1件$40.62)が必要
- 02グループ申請は、公式サイトで複数の申請を束ねて1回で支払う機能。最大50件、同行しない人も入れられる
- 03手順は「グループでの申請」→連絡担当者の登録→1人ずつ申請を追加→各申請のメール確認→全員分完了後にまとめて支払い
- 04支払いは7日以内(グループ作成または2件目の送信から)。過ぎるとグループと申請にアクセスできず、入力し直し
- 05結果はグループIDと連絡担当者の情報で一覧できる。IDを忘れたら取得できるが、6回失敗するとロック
- 06支払い後はグループに追加できない。追加分は新しいグループか個人申請で出せばよく、扱いは同じ
ESTAの申請は公式サイトで
申請の受付は米国CBPの公式サイトだけが行っています。申請料は$40.62です。当サイトは申請を受け付けていません。

