当サイトは民間の情報サイトです。ESTAの申請は、米国CBPの公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)から行えます。公式サイトでのESTA申請料はUS$40.62です。
ESTA Travel Naviアメリカ旅行の準備を、もっとシンプルに

ESTAが「拒否」と出たときの対処

ESTAの拒否(Travel Not Authorized)は「ビザ免除プログラムでは渡航できない」という判断で、米国への入国そのものを禁じるものではありません。このページでは、拒否の意味と料金の扱い、ビザ申請という次の選択肢、再申請の考え方と避けるべきことを整理します。

一次情報の確認日
2026-10-02
このページの内容
  1. 01拒否の意味
  2. 02料金はどうなる
  3. 03理由はわかる?
  4. 04次の選択肢:ビザ申請
  5. 05再申請はできる?
  6. 06やってはいけないこと
  7. 07拒否と混同しやすい表示
  8. 08よくある疑問
  9. 09まとめ

KEY POINTSこの記事の要点

  • 拒否=ビザ免除では渡航不可。入国拒否ではなく、ビザで渡航できる可能性は残る
  • 状況が変わっていないのに再申請しても、同じく拒否される
  • 内容を偽って再申請すると、VWPでの渡航資格を永久に失う。絶対にしない
  • $10.62拒否されたときの課金申請処理の手数料のみ。すべての申請者に請求される
  • $30.00承認時だけ追加される手数料拒否の場合はこの分は請求されない
  • 3つ結果の種類承認・保留・渡航認証拒否。拒否はそのうちの1つ

01ESTAの渡航認証拒否(Travel Not Authorized)の意味

ESTAの申請に対する回答は3つあり、Travel Not Authorized(渡航未承認・渡航認証拒否)はそのうちの1つです。CBPはこの回答を「ビザ免除プログラムに基づく米国への渡航は許可されませんでした」と説明し、同時に「この回答は、米国への入国を拒否するものではなく、ビザ免除プログラムに基づく米国への渡航を禁止するものに過ぎません」と明記しています。

つまり拒否されたのは「ビザなしで渡航する資格」であって、「米国に行く資格」ではありません。CBPは「国務省から渡航用のビザを取得できる可能性は依然としてあります」とし、ビザ申請の情報は国務省のウェブサイト(travel.state.gov)で確認するよう案内しています。

また、渡航認証の拒否は「米国への渡航ビザに関する適格性を判定するものではありません」ともされています。ESTAで拒否されたからビザも取れない、という関係ではないということです。

02ESTAが拒否されたときの料金

ESTAの申請料は2段構成です。すべての申請者に申請処理のための処理手数料 $10.62が請求され、申請が承認されてVWPでの渡航が許可された場合に、追加で承認手数料 $30.00が請求されます。

渡航認証が拒否された場合は、申請の処理に対してのみ、つまり処理手数料 $10.62 だけが請求されます。承認手数料は課金されません。拒否の画面には、処理のために支払った金額を示す支払い領収書通知が表示されます。

  • 拒否時の課金は処理手数料 $10.62 のみ。CBPは「払い戻しは可能か」という質問に、処理に対してのみ請求が行われると答えている
  • 承認手数料 $30.00 は承認された場合だけ請求される
  • カード会社やPayPalが別に課す手数料について、CBPは責任を負わない
  • 再申請すれば、そのたびに処理手数料がかかる

料金の内訳と支払い方法の詳細はESTA申請料の内訳と支払い方法で説明しています。

03ESTAの拒否の理由はわかる?

CBPは、申請が拒否された理由を個別には説明していません。公式FAQでは、DHSは「ビザ免除プログラムに基づき米国への渡航資格がある個人に限定して入国を保証し、法の執行または安全保障を脅かす可能性がある渡航者については渡航認証を拒否する」ようにESTAを開発した、と制度の目的を述べるにとどまっています。

大使館・領事館では理由を聞けない

CBPは「大使館や領事館は、ESTAの拒否に関する詳細の提供、あるいはESTAの拒否原因となった問題を解決することはできない」と注意しています。大使館・領事館でできるのは非移民ビザの申請手続きで、ビザが許可されれば、ESTAを拒否された人が米国へ渡航できる唯一の方法になります。

DHS TRIP(渡航救済照会プログラム)

ESTAの公式サイトには、DHS Travel Redress Inquiry Program(TRIP)へのリンクがあります。ただしCBPは、TRIPを介した救済リクエストによって「申請者のESTA申請拒否の原因となったビザ免除プログラムの不適格性を解消する保証はない」としています。TRIPで理由が開示されたり、結果が覆ったりすることを前提にはできません。

なお、渡航認証が承認されなかった件について、裁判所にはESTAにもとづく適格性の判定を審理する権限がない、ともCBPは説明しています。

APPLY ON THE OFFICIAL SITE

米国政府の公式サイトから
ESTAを申請する

ESTAの申請はオンラインで完結します。パスポートと決済手段を用意して、米国政府の公式サイトからお手続きください。

ESTA公式申請サイトへ

esta.cbp.dhs.gov(米国CBP)

04次の選択肢:ビザを申請する

拒否されても渡航計画を続けたい場合、CBPが案内している道はビザの申請です。CBPは、ESTAの適格性が認められない渡航者は米国大使館・領事館で非移民ビザを申請しなければならないとし、手続きの情報は国務省のウェブサイト(travel.state.gov)に掲載されていると案内しています。

  1. 国務省のサイト(travel.state.gov)で、渡航目的に合うビザの種類と申請手順を確認する
  2. 米国大使館・領事館で非移民ビザを申請する。CBPによれば、非移民訪問ビザ(B1/B2)の申請者は大半の場合、領事館係官との面接と生体情報の提出が必要
  3. ビザが発給されたら、そのビザで渡航する。有効なビザで渡航する人はESTAの申請が不要

すぐに渡航する必要があるとき

CBPは「国務省はビザに関する多岐の職務に応対しており、翌日の面接設定を保証することはできません」としています。面接予約の状況は、最寄りの領事部または国務省のサイトで確認してください。CBPがこの質問への答えとして「計画された渡航に先立ち、十分な余裕をもってESTAを申請することが推奨される」と述べているとおり、出発直前の拒否には有効な近道がありません。申請の時期についてはESTAの承認までの時間と申請のタイミングをご覧ください。

05ESTAの再申請はできる?

再申請そのものはシステム上できますが、CBPは「渡航者のESTA認証が拒否され、本人の状況に変化がない場合には、新たに申請し直しても拒否されます」と明記しています。ESTAの適格性が認められない人はVWPでの渡航資格がなく、米国大使館・領事館で非移民ビザを申請することになります。

状況が変わった場合

CBPは、新しいパスポートの発行、氏名や国籍の変更、適格性の質問への回答が変わる事情(有罪判決、感染症への罹患など)があった場合は新規のESTA承認が必要になる、としています。再申請する場合は、新しい状況の変化を反映した内容で申請しなければならず、不完全な内容の申請は却下され、到着しても入国を拒否されることがあります。

逆に言えば、前回の申請内容が事実で、その後に状況の変化がないなら、再申請しても結果は変わりません。処理手数料だけがかかります。

ESTAではなくビザが必要になるケース(CBPの案内)

  • 90日を超えて米国に滞在する予定がある
  • 短期の観光・商用以外の目的(就労、留学など)で渡航する
  • 移民国籍法212条(a)の入国不可事由に該当すると思われる
  • 2021年1月12日以降にキューバを訪問した、またはVWP参加国とキューバの二重国籍を持つ

どのケースがVWPの対象外になるかはESTAの対象者と申請の条件で整理しています。

06拒否されたあとにやってはいけないこと

拒否されたあとに最も避けるべきなのは、結果を変えるために申請内容を変えることです。CBPは「渡航認証承認を取得するため虚偽の情報で再申請を行った場合、その渡航者はビザ免除プログラムに基づく米国への渡航機会を永久に失うことになります」と警告しています。

絶対にしないこと

  • 適格性の質問への回答を、事実と異なる内容に変えて再申請する
  • 氏名のつづりや生年月日など経歴情報を、事実と異なる内容に変えて再申請する
  • 外部の代行サイトに任せきりにする。CBPは、外部サイト経由で入力された情報が正確かどうかは本人しか確認できず、誤りがあると到着時にトラブルを招く可能性があるとしている

ESTAが承認されたあとでも、申告していなかった事実(たとえば2021年1月12日以降のキューバ渡航歴)が判明すれば承認は取り消されます。VWPで入国を申請して資格がないと判定された場合は入国を拒否され、到着に使った航空会社の便で送還されます。

07ESTAの拒否と混同しやすい表示

「拒否された」と思い込みやすいものの、実際には別の状態である表示がいくつかあります。落ち着いて、画面の文言を確認してください。

「申請が見つかりません」「申請の有効期限が切れています」

これは結果ではなく、検索時に入力した情報が申請時の情報と一致しないときに出るメッセージです。CBPは、入力に少しでも食い違いがあるとこれらが表示されると説明しています。パスポート番号・生年月日・発行日・有効期限を見直して再検索してください(ESTAの申請状況を確認する方法)。

「Authorization Pending(保留)」

保留は審査中の状態で、CBPは否定的な結果ではないとしています。判定が終わると承認か拒否に変わるので、結果を待ってください(ESTAが「保留」と出たときの対処)。

承認されたのに空港で入国を拒否された

これはESTAの拒否ではなく、到着時の入国審査での判断です。ESTAの承認は入国を保証するものではなく、CBP審査官がVWPの条件や米国法上の理由で入国を認めないと判定することがあります。VWPで入国する人は、入国を拒否された場合にその決定に対する不服申立の権利がないことに同意しています。

08ESTAの拒否についてよくある疑問

QESTAが拒否されたら、もうアメリカには行けない?
A

そうではありません。CBPは、拒否はビザ免除プログラムでの渡航を禁止するだけで、米国への入国を拒否するものではないとしています。国務省でビザを申請し、発給されれば渡航できます。

QESTAが拒否された理由を知る方法はある?
A

ありません。CBPは理由を個別に説明しておらず、大使館・領事館も拒否の詳細を提供したり解決したりはできません。公式サイトにはDHS TRIPへのリンクがありますが、不適格性が解消される保証はないとされています。

QESTAをもう一度申請すれば通るかもしれない?
A

状況に変化がなければ、再申請しても拒否されるとCBPは明記しています。処理手数料だけがかかります。内容を偽って再申請すると、VWPでの渡航資格を永久に失います。

QESTAが拒否されたら料金は全額戻る?
A

戻りません。処理手数料は申請者全員に請求され、拒否の場合はこの分のみが課金されます。承認時に追加される承認手数料は請求されません。

QESTAが拒否されて出発が来週。ビザは間に合う?
A

間に合う保証はありません。CBPは、国務省は翌日の面接設定を保証できないとしています。面接予約の空き状況は最寄りの大使館・領事館または国務省のサイトで確認してください。

09まとめ

  1. 01Travel Not Authorized は「ビザ免除プログラムでは渡航できない」という判断で、米国への入国拒否ではない。ビザを取得すれば渡航できる可能性がある
  2. 02課金は処理手数料のみ。承認手数料は請求されず、処理手数料は払い戻されない
  3. 03CBPは拒否の理由を説明せず、大使館・領事館も詳細を提供できない。DHS TRIPでも解消の保証はない
  4. 04次の選択肢は国務省(travel.state.gov)でのビザ申請。翌日の面接は保証されないため、時間に余裕を持つ
  5. 05状況に変化がなければ再申請しても拒否される。変化があれば、それを反映した内容で新しい申請を出す
  6. 06虚偽の内容で再申請すると、VWPでの渡航資格を永久に失う。承認後に虚偽が判明した場合も取り消し・入国拒否の対象になる

ESTAの申請は公式サイトで

申請の受付は米国CBPの公式サイトだけが行っています。申請料は$40.62です。当サイトは申請を受け付けていません。

公式サイトで申請する