子供・赤ちゃんのESTA申請
ESTAには年齢の下限がなく、生まれたばかりの赤ちゃんでも、同行の有無にかかわらず本人のESTAが必要です。このページでは、子ども本人のパスポートが必要なこと、保護者が代わりに入力するときの画面の選び方、入力項目と料金の扱いを整理します。

このページの内容
KEY POINTSこの記事の要点
- 赤ちゃんでも本人名義のパスポートと本人のESTAが必要。料金は大人と同じ
- 入力は保護者が代行する。「権利の放棄」で第三者用の選択肢を選ぶ
- 質問には保護者として事実どおりに答える。家族分はグループ申請でまとめ払い
- $40.62子ども1人の申請料大人と同額。承認されなかった場合は処理手数料のみ
- 2年承認の有効期間またはパスポートの有効期限まで(早いほう)。子どもも同じ
- 50件まとめて支払える上限グループ申請で家族分を1回で支払える
01年齢に関係なく、子どもにも本人のESTAが必要
ビザ免除プログラム(VWP)で米国へ渡航する人は、全員が出発前に承認されたESTAを必要とします。CBPは、同伴しているかどうかを問わず、年齢にかかわらず、VWP参加国の国民である子どもにはその子ども自身のESTA承認が必要だと説明しています。
「航空券を買っていない膝上の乳児なら要らないのでは」と考える人がいますが、CBPは「米国の旅行ビザを持たない乳児であっても、航空券のあるなしに関わらず、同様に承認を受けた渡航認証が必要」と明記しています。座席の有無や航空券の有無は、ESTAの要否には関係ありません。
親のESTAに子どもを含める、家族で1件にまとめる、という仕組みもありません。申請は1人1件で、承認も1人ずつ下ります。親子3人なら3件の申請と3件の承認が必要です。対象者の条件そのものはESTAの対象者と申請の条件で説明しています。
- 年齢の下限はない。0歳の赤ちゃんでも1件必要
- 親と同じ便で同行する場合も、親と別に渡航する場合も、本人の承認が必要
- 有効なビザを持っている子どもは、そのビザで渡航するためESTAは不要
02子ども本人のパスポートが必要
ESTAはパスポートに結びついて承認されるため、子ども本人の有効なパスポートがなければ申請できません。CBPは「両親のパスポートに併記されている子どもには、ESTAの申請資格は与えられない」とし、子どもであっても自分自身の期限切れでないパスポートを持つ必要があるとしています。
VWPで使うパスポートの条件は、身分事項ページに機械読み取り領域(MRZ)があり、ICチップを搭載した電子パスポートであることです。子どものパスポートもこの条件を満たすものが必要で、まず子どもの名義でパスポートを取得し、そのパスポートの情報でESTAを申請します。
03保護者がESTAを入力するときの「権利の放棄」の選択
子ども本人が申請書を入力することは現実的ではありませんが、CBPは申請書を「旅行者本人ではなく第三者が提出しても問題ない」としており、保護者による入力は公式に想定されています。第三者として入力する場合の一般的な注意はESTAは家族の代わりに入力できる?にまとめています。
未成年者の分を入力するときに1か所だけ違うのが、申請画面の「権利の放棄(Waiver of Rights)」のセクションです。CBPのFAQでは、未成年者の申請を完了した場合、ここで2つ目の選択肢(第三者用)を選ぶことができるとされています。1つ目は申請者本人が自分で宣誓する選択肢、2つ目は本人以外が入力していることを示す選択肢です。
この選択肢を選んだ保護者は、「子どものためのESTAの条件を理解し、子どもの保護者として誠実に質問事項と宣誓に回答しなければいけない」とされています。回答の責任は、入力した保護者にあります。
- 「権利の放棄」では2つ目の選択肢(第三者用)を選ぶ
- VWPで入国する条件(90日以内、入国拒否への不服申立の放棄など)を、保護者が理解したうえで同意する
- 適格性の質問には、子ども本人の事実にもとづいて答える
やってはいけないこと
- 本人(子ども)が入力したことにして、1つ目の選択肢を選ぶ
- 適格性の質問に、事実を確認せずに答える。CBPは、渡航認証を得るために虚偽の情報で申請すると、VWPでの渡航資格を永久に失うとしている
APPLY ON THE OFFICIAL SITE
米国政府の公式サイトから
ESTAを申請する
ESTAの申請はオンラインで完結します。パスポートと決済手段を用意して、米国政府の公式サイトからお手続きください。
ESTA公式申請サイトへesta.cbp.dhs.gov(米国CBP)
04子どものESTAで迷いやすい入力項目
申請の画面は大人と同じで、入力する項目も変わりません。CBPが求める情報は、基本的な身上情報、パスポート情報、有効なメールアドレス、現在または以前の雇用主、米国での住所と連絡先、緊急連絡先、支払い情報、そして適格性に関する質問です。子どもの申請で迷いやすい項目を整理します。
氏名・生年月日・パスポート情報
子どものパスポートの身分事項ページに記載されたとおりに入力します。パスポートの写真をアップロードして読み取る機能を使った場合も、CBPは読み取られた内容が正しいかを確認するよう求めています。パスポート番号・発行国・国籍・生年月日は、送信後に修正できず、間違えると新しい申請が必要になります。読み取りがうまくいかないときはESTAでパスポートが読み取れない・情報が違うときへ。
両親の名前・出生地・別名・他の国籍
ESTAには「両親の名前」「出生地(市)」「他の名前/別称」「他の国籍」を入力する項目があります。両親の名前の欄には、子どもの両親の名前を入力します。他の国籍を持つ子どもは、その国のパスポート情報も入力します(パスポートがなければ国名だけを選びます)。
メールアドレス
有効なメールアドレスは必須ですが、子ども本人のものである必要はなく、保護者のアドレスで構いません。複数の申請に同じアドレスを使えますが、申請ごとに4桁コードで確認します。申請番号や結果の通知はこのアドレスに届きます。
雇用主の情報
雇用主の情報は「該当する場合」に入力する項目です。CBPはこの情報を、米国へ移住する意図がなく訪問者としての条件を満たすことを示す材料として位置づけています。働いていない子どもには該当しません。
米国内の連絡先・滞在先
確定した旅程は必須ではありませんが、米国内の連絡先は必要です。複数の場所を回る場合は最初の滞在先だけで足り、完全な住所が分からなければホテル名や訪問予定地を入力します。
05子どものESTA料金と、家族分をまとめて支払う方法
子どもの申請料は大人と同じ$40.62です。年齢による割引はありません。承認されなかった場合は、処理手数料の$10.62だけが請求されます。内訳はESTA申請料の内訳と支払い方法で説明しています。
家族全員分を1回で支払いたいときは、公式サイトのグループ申請を使います。同時に申請した2件以上の申請を一括で支払うことができ、1回の支払いで最大50件まで扱えます。支払いは7日以内に行います。手順は家族・グループでのESTA申請で説明しています。
- 料金は1人$40.62。子どもも乳児も同額
- グループ申請なら家族分を1枚のカード(またはPayPal)でまとめて支払える
- 個人申請で1件ずつ支払っても、審査や渡航の扱いは同じ
06子どものESTAの有効期間と再申請
ESTAの承認は、承認日から2年間、またはパスポートの有効期限まで(早いほう)有効です。子どもも同じ扱いで、期間内であれば何度でも渡航に使えます。
子どもの場合に注意したいのは、パスポートを更新すると新しいESTAが必要になることです。CBPは「渡航者に新しいパスポートが発行された場合」を再申請が必要なケースとして挙げており、新しいパスポートで申請し直し、料金も改めてかかります。パスポートの有効期限が近い子どもは、承認の期間もそこまでに短くなります。再申請の手順はESTAの更新・再申請の方法と必要なケースへ。
子どものESTAを申請し直す必要があるケース
- パスポートを更新・再発給した(番号が変わった)
- 氏名や国籍が変わった
- 適格性の質問への回答の内容が変わった
- 承認から2年、またはパスポートの有効期限が過ぎた
有効なESTAをすでに持っている子どもは、再申請の必要はありません。公式サイトの「ESTAのステータスを確認」で、申請番号・パスポート番号・生年月日を入力すると有効期限を確認できます。
07到着時の審査は子どもも対象
ESTAが承認されても、入国が保証されるわけではありません。米国に到着すると、子どもを含む全員が入国地でCBP審査官の審査を受け、VWPの条件や米国法上の理由で入国を認めないと判断されることがあります。
VWPで入国を申請して資格がないと判断された場合は、入国を拒否され、到着に使った航空会社の便で送還されます。保護者が入力した内容は控えておき、渡航のときに確認できるようにしてください。
08よくある疑問
Q0歳の赤ちゃんでもESTAは必要?
必要です。CBPは、航空券の有無にかかわらず乳児にも承認された渡航認証が必要だとしています。年齢の下限はありません。
Q親のパスポートに子供を併記すればESTAを申請できる?
できません。併記された子どもには申請資格がなく、子ども本人の有効なパスポートが必要です。まず子ども名義のパスポートを取得してください。
Q子供のESTA料金は大人より安い?
安くありません。大人と同額の$40.62で、承認されなかった場合は処理手数料の$10.62だけが請求されます。
Q子供のESTAのメールアドレスは親のものでいい?
構いません。複数の申請に同じアドレスを使えますが、申請ごとに4桁コードの確認が必要です。申請番号や結果はそのアドレスに届きます。
Q子供のパスポートを更新したらESTAはそのまま使える?
使えません。新しいパスポートが発行された場合は、そのパスポートで新たにESTAを申請し、料金も改めて支払います。
Q子供が祖父母と別便で渡航するときのESTAは?
同伴者が誰でも、子ども本人のESTAが必要なことは変わりません。入力は保護者が行い、「権利の放棄」で第三者用の選択肢を選びます。
09まとめ
- 01ESTAは年齢に関係なく1人1件。航空券のない乳児も、同行の有無にかかわらず本人の承認が必要
- 02親のパスポートへの併記では申請できない。子ども本人の有効な電子パスポートを先に用意する
- 03保護者が入力し、「権利の放棄」では2つ目の選択肢(第三者用)を選ぶ。質問には保護者として事実どおりに答える
- 04氏名・パスポート情報は子どものパスポートどおり。メールは保護者のもので可、雇用主は該当する場合のみ
- 05料金は大人と同じ$40.62。家族分はグループ申請で最大50件を1回で支払える(7日以内)
- 06有効期間は承認から2年またはパスポート期限まで。パスポートを更新したら新しいESTAを申請する
ESTAの申請は公式サイトで
申請の受付は米国CBPの公式サイトだけが行っています。申請料は$40.62です。当サイトは申請を受け付けていません。

