公式アプリ「ESTA Mobile」の使い方
スマートフォンで申請するなら、ブラウザで公式サイトを開く方法と、CBPの公式アプリ「ESTA Mobile」を使う方法があります。配信元の名前と料金を確認すれば、公式でないアプリと見分けられます。

KEY POINTSこの記事の要点
- 公式アプリの名前はESTA Mobile、配信元は米国CBP(政府機関)
- 料金は公式サイトと同じ$40.62。アプリ代や追加料金はない
- 開発者が企業・個人、料金が$40.62以外のアプリは公式ではない
- $40.62アプリでも同じ申請料2026年10月16日から。ブラウザの公式サイトと同額
- 約23分入力の目安CBPが示す申請様式の推定平均記入時間
- 7日途中保存の期限未完了の申請は7日で削除。公式サイトからも再開できる
01公式アプリ「ESTA Mobile」とは
CBP(米国税関・国境警備局)は、公式サイト esta.cbp.dhs.gov と同じ申請を、スマートフォン向けのアプリ「ESTA Mobile」でも受け付けています。アプリの配信元(開発者)は U.S. Customs and Border Protection、つまりCBPそのもので、iPhone・iPad向けとAndroid向けが提供されています。
CBPは、ESTAの申請はセキュリティ保護された一般向けウェブサイトで提供する申請書を通じて行うと説明しており、アプリはその入り口の1つです。入力する項目(身上情報、パスポート情報、メールアドレス、雇用主、米国内の連絡先、緊急連絡先、支払い情報)とセキュリティに関する9つの質問は、ブラウザで公式サイトを開いた場合と同じです。
したがって、アプリは必ず使わなければならないものではなく、スマートフォンのカメラでパスポートを読み取って入力したい人のための選択肢です。パソコンのブラウザで公式サイトを使っても、同じ申請ができます。
- 名前はESTA Mobile。配信元は U.S. Customs and Border Protection
- 料金は公式サイトと同じ$40.62(2026年10月16日から)。アプリ代や追加料金はない
- 入力項目・9つの質問・支払いはブラウザの公式サイトと同じ
- 保存した申請は、公式サイトの「既存の申請を続行する」からも呼び出せる
02ESTA Mobileの入手先と、公式アプリであることの確認方法
公式アプリは、App Store と Google Play で配信されています。ストアで「ESTA Mobile」を検索するか、次のリンクから開きます。
- iPhone/iPad:App Store の「ESTA Mobile」(apps.apple.com/us/app/esta-mobile/id1529604353)
- Android:Google Play の「ESTA Mobile」(play.google.com … id=gov.dhs.cbp.esta)。パッケージ名は gov.dhs.cbp.esta です
インストールの前に、ストアの画面で開発者名が U.S. Customs and Border Protection になっていることを確認してください。アプリ自体は無料で、料金が発生するのは申請の最後の支払い画面だけです。公式サイトのアドレスの確認方法はESTA公式サイトの見分け方にまとめています。
03ESTAの偽アプリ・代行アプリの見分け方
CBPは、申請者の代行で申請手続きを行って費用を請求する外部のウェブサイトが多数あることを認め、そうしたサイトを使った場合は公式サイトで申請番号を入力して自分のESTAがシステム上に存在するか確認するよう強く勧めています。アプリでも「ESTA」の名前を使った代行サービスのアプリが存在します。見分けるポイントは次の4つです。
- 開発者名が U.S. Customs and Border Protection であること。会社名や個人名のものは公式ではない
- Androidのパッケージ名が gov.dhs.cbp.esta であること。gov.dhs で始まるのは米国政府のもの
- アプリ内で求められる料金が$40.62(米ドル)であること。別の金額なら公式の料金ではない
- アプリの購入代金や月額料金がないこと。公式アプリは無料で、料金は申請の支払い時にだけ発生する
こんなアプリは公式ではない
- アプリ名に「ESTA」と入っているが、開発者が民間企業や個人になっている
- 日本語で入力できる独自のフォームがある(公式の入力は英字のみ)
- ダウンロードや利用そのものが有料になっている
- ストアの説明文に「公式」と書いてあっても、開発者名が米国政府機関でない
CBPの申請システムは第三者による提出を認めているため、代行サービスが代わりに入力すること自体は想定されています。ただし、本来$40.62で済む申請に手数料が上乗せされ、外部サービスに支払った費用をCBPが払い戻すことはできません。また、外部サービスが入力した内容が正確かどうかは本人しか確認できず、申請内容に誤りがあると米国到着時のトラブルにつながります。すでに別のアプリで申し込んだ場合は、ESTAの申請状況を確認する方法の手順で、公式サイトに自分の申請が登録されているか確かめてください。公式の料金の内訳はESTA申請料の内訳と支払い方法へ。
APPLY ON THE OFFICIAL SITE
米国政府の公式サイトから
ESTAを申請する
ESTAの申請はオンラインで完結します。パスポートと決済手段を用意して、米国政府の公式サイトからお手続きください。
ESTA公式申請サイトへesta.cbp.dhs.gov(米国CBP)
04ESTA Mobileでの申請の流れ
アプリを開いて申請を始めると、ブラウザの公式サイトと同じ項目を順に入力します。手元にパスポート、支払い手段(クレジット/デビットカードまたはPayPal)、受信できるメールアドレス、米国内の滞在先の情報を用意してください。CBPが示す平均記入時間は約23分です。
- 個人申請を選び、注意事項・免責事項(権利の放棄)に同意する
- パスポートの身分事項ページをカメラで撮影し、自動入力された内容をパスポートと見比べる
- 申請者情報(氏名、他の名前、生年月日、出生地、他の国籍、両親の氏名、連絡先、勤務先)を英字で入力する
- メールアドレスに届く4桁のコードで確認し、発行された申請番号を控える
- 渡航情報(乗継かどうか、米国内の連絡先、滞在先の住所、緊急連絡先)を入力する
- セキュリティに関する9つの質問に答え、確認画面(ステップ6)で全項目を見直す
- 免責事項にチェックを入れ、$40.62を支払う(ステップ7)
各画面の詳しい入力内容と注意点はESTAを自分で申請する全手順で説明しています。アプリでも、パスポート番号・発行国・国籍・生年月日の4項目は支払い後に修正できません。間違えたまま支払うと新しい申請と申請料が必要になるので、送信前の確認画面でパスポートと見比べてください。
05パスポート撮影(旅券をアップロード)の条件
アプリの利点は、スマートフォンのカメラでパスポートのMRZ(身分事項ページ下部の機械読み取り領域)を直接撮影できることです。CBPは、撮影した画像から姓名・生年月日・パスポート番号を自動転記することで入力ミスを減らし、処理の遅れを防ぐ目的でこの機能を提供しています。
CBPが示す撮影の条件
- 身分事項ページの全体を写し、MRZが画像に含まれていること
- MRZを水平に写すこと。傾いたら向きを変えるオプションで直す
- ピントが合い、MRZの文字が判読できること。不鮮明なら承認せずに撮り直す
- Androidではカメラアイコンを選び、iOSでは写真または動画のオプションを選ぶ
撮影した画像を採用すると、プレビューが新しいウィンドウに表示され、続いて転記された情報を確認する画面が開きます。ここで姓名のつづり、生年月日、パスポート番号がパスポートの記載と一致しているかを見比べます。画像が正しく処理されなかった場合は、使える画像を得るための指示が画面に表示されます。
うまく撮れないとき
確認すること
- CBPの条件は「鮮明でMRZが判読できる」こと。文字が読める明瞭さで撮れているか確認する
- ページ全体が入っているか。MRZが画像の中に収まっているか
- カメラが使えない場合は、水平に撮った画像ファイル(gif・png・jpg・jpeg)をアップロードできる
- うまくいかないときは、ブラウザの公式サイトで保存済みの画像をアップロードする方法もある
原因別の直し方はESTAでパスポートの写真がアップロードできないときにまとめています。
06ブラウザの公式サイトとの使い分けと、途中からの再開
CBPは、途中保存した申請を公式サイトの「既存の申請を続行する」から呼び出す手順を示しています。アプリの画面が進まないときや、パソコンで続きを入力したいときは、この手順でブラウザから続けられます。
途中の申請を呼び出す
- 公式サイトのトップで「既存の申請を続行する」を選び、「個人による申請」を選ぶ
- パスポート番号・生年月日・申請番号を入力する。申請番号が分からなければ、国籍・パスポートの発行日と有効期限を入力して検索する
- 申請が見つかれば、保存した箇所から続けて入力する
保存できるのは「申請者情報」のページで「保存して終了」を選んだ場合で、メールアドレスの確認を済ませておく必要があります。未完了の申請は7日で削除されるので、期限内に完成させてください。検索時に入力する情報は申請時と完全に一致している必要があり、違いがあると「申請が見つかりません」と表示されます。手順の詳細はESTA申請を途中から再開する・申請番号を忘れたときへ。
ブラウザの公式サイトでできること
- 家族数人分を「グループ申請」でまとめて入力し、1回の支払いで最大50件まで支払う(家族・グループでのESTA申請)
- カメラが使えない端末から、保存済みのパスポート画像(gif・png・jpg・jpeg)をアップロードする
- 申請番号・パスポート番号・生年月日で申請状況を確認する
07ESTA申請後にできること
申請状況は、公式サイトの「ESTAのステータスを確認」から「個人のステータスを確認」を開き、申請番号・パスポート番号・生年月日を入力して確認します。結果は「認証を承認」「認証保留」「渡航未承認」のいずれかで、判定が出るとメールでも通知されます。詳しくはESTAの申請状況を確認する方法へ。
承認後に変更できるのはメールアドレスと米国内の住所だけです。メールアドレスを変えると新しいアドレスの確認を求められます。パスポートが変わった、氏名や国籍が変わった、適格性の質問への回答が変わった場合は、新しい申請が必要で申請料も改めてかかります。
承認画面を印刷して空港へ持参する義務はありません。DHSは航空会社と渡航者のESTAの状況を電子的にやり取りしています。ただし、申請番号の記録として、承認画面のスクリーンショットや印刷を保存しておくことをCBPは勧めています。
08ESTA Mobileのよくある疑問
QESTA Mobileとブラウザ、どちらで申請すべき?
どちらでも構いません。受け付けるのは同じCBPの申請システムで、入力項目も料金も同じです。スマートフォンのカメラでパスポートを読み取りたいならアプリ、グループ申請や保存済み画像のアップロードをしたいならブラウザの公式サイトを使います。
QESTA Mobileアプリは無料?
アプリ自体は無料です。料金が発生するのは申請の最後の支払い画面で、金額は公式サイトと同じ$40.62です。アプリの購入代金や月額料金を求めるものは公式アプリではありません。
Qアプリで始めたESTA申請をブラウザで続けられる?
続けられます。公式サイトの「既存の申請を続行する」から、パスポート番号・生年月日・申請番号を入力して呼び出します。未完了の申請は7日で削除されるので、期限内に完成させてください。
Q子どもの分もESTA Mobileで申請できる?
できます。CBPは本人以外の第三者による提出を認めており、年齢に関係なく1人1件のESTAが必要です。子ども本人の有効なパスポートが必要で、保護者のパスポートに併記されているだけでは申請できません。
QESTA Mobileでパスポートがうまく読み取れないときは?
身分事項ページ全体が水平に、MRZの文字が判読できる鮮明さで写っているか確認して撮り直します。カメラが使えないときは、水平に撮った画像ファイル(gif・png・jpg・jpeg)をアップロードする方法もあります。
09まとめ
- 01公式アプリの名前は「ESTA Mobile」、配信元は U.S. Customs and Border Protection。App Store と Google Play で配信され、Androidのパッケージ名は gov.dhs.cbp.esta
- 02料金は公式サイトと同じ$40.62で、アプリ自体は無料。有料アプリや$40.62以外の料金を求めるアプリは公式ではない
- 03インストール前に開発者名を確認する。アプリ名の「ESTA」だけでは公式かどうか判断できない
- 04申請の流れはブラウザと同じ。パスポート番号・発行国・国籍・生年月日は支払い後に修正できないので、確認画面で見比べる
- 05パスポートの撮影は、身分事項ページ全体を水平に、MRZが判読できる鮮明さで。読み取り後の転記内容を必ず確認する
- 06保存した申請は公式サイトの「既存の申請を続行する」から呼び出せる。未完了の申請は7日で削除される
ESTAの申請は公式サイトで
申請の受付は米国CBPの公式サイトだけが行っています。申請料は$40.62です。当サイトは申請を受け付けていません。

